【まさか私?】40代主婦がアキレス腱断裂!手術・入院・松葉杖生活の全記録(費用とリアルな体験談)

わたしのこと
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こんにちは!ダマちゃんです。
今回は私も入院中やリハビリ中にいろんな方のブログなどを見せていただき勇気をいただきましたので、私も記録として残していこうと思います。

散歩中につまずいて、立ち上がれない

あの日は暑い日が続く10月の急にふっと寒いなっと感じた朝でした。
旦那さんが「散歩いこー」と起こしてきたので、頭ぼーっとしたまますっぴんで出かけました。
そんな中、元気いっぱい旦那さん、急に走り出したのです。
ちょっと待ってよ〜と頭の中まだ寝ている私は追いかけようと、急に走り、足首がグニャッてなってバランスを崩しそうなので、変な感じで耐えようとしたら、後ろに「ドーーン!」と尻餅をついてしまいました。
まるで誰かに思い切り蹴られたような衝撃でした。後ろ振り返るけど誰もいない。おかしいなって思いながらイタタタ…っと立ちあがろうとしたけど、あれ立ち上がれない。足に力が入らないという変な状態。
旦那が走ってきて、肩を借りてやっと立ち上がれたので、なんとか帰宅。
立ち上がれない時に、直感的に「切れたな」と理解しましたが、まさか自分がアキレス腱を断裂するなんて、夢にも思いませんでした。

緊急入院と吐き気の地獄:手術前のリアルな恐怖

土曜日の早朝だったため、近所の整形外科が開くまで待機。診察で「あ〜切れてるね!」とあっさり言われ、月曜が祝日のため、土日月とおとなしく待機。火曜に大きな病院へ行くことに。
この期間は、痛みはなかったものの、なぜかひどい吐き気と眠気に襲われました。病院に予約の電話をかけている最中も吐いてしまい、ぐったりして寝込む羽目に。(後で知りましたが、この吐き気は強いショックや緊張によるものが多いそうです)
待ちに待った火曜に総合病院へ。診てくださった先生の判断は早く、「今日病室が空いているから、明日手術でいきましょう!」と、怒涛のスピードで入院が決定しました。

🔹 アキレス腱断裂の基本的な情報

1. アキレス腱とは

アキレス腱は、ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)と踵(かかと)の骨をつないでいる、人体で最も太くて大きな腱です。歩行、走行、ジャンプなど、足首を動かす動作には欠かせない重要な役割を果たしています。

2. 断裂が起こりやすいケース

アキレス腱断裂は、スポーツ中に起こることが多いですが、今回のように日常の動作で起こることもあります。特にリスクが高まるのは以下の動作です。

  • 急な方向転換やスタート: テニス、バドミントン、バスケットボールなど。
  • ジャンプの着地:
  • 急に走り出す: 今回のあなたのケースのように、体が温まっていない状態での急な動き。

また、30代~50代で週末に運動をする人(いわゆるサンデーアスリート)や、運動不足の人が急に運動を始めた際にも起こりやすいと言われています。

3. 断裂時の症状
項目症状と特徴
断裂時の音や感覚「バチッ」「ブチッ」という大きな破裂音や、「蹴られた感覚」ということが多い。
自覚症状強い痛みを訴える人もいますが、「痛みはないが、足に力が入らない」「足首から下の感覚がおかしい」と感じる人もいます。
4. 手術療法と保存療法の違い
項目手術療法保存療法
治療の目的腱の断端を直接縫い合わせることで、より強固に再結合させる。ギプスや装具で足首を固定し、自然治癒力で腱を繋げる。
入院必要(数日~1週間程度)基本的に不要(日帰りまたは短期間)
メリット・腱がしっかりと繋がるため、再断裂のリスクが低い。 ・早期からリハビリを開始できるため、治癒までの期間が短くなる傾向がある。・手術による傷跡が残らない。 ・麻酔や感染症といった手術に伴うリスクがない
デメリット・麻酔や出血、感染症などの手術リスクがある。 ・入院費用や手術費用がかかる。・腱の再断裂リスクが、手術療法よりやや高い。 ・断裂した腱が伸びた状態で繋がると、筋力が回復しにくい場合がある。
回復期間約4〜6ヶ月でスポーツ復帰を目指すのが一般的。ギプス固定期間が長く、手術療法よりも回復に時間がかかる傾向がある。

断裂が確認された場合、一般的に手術による縫合、または保存療法(手術をせずギプスや装具で固定)が選択されます。
私は先生と相談し、「確実にくっついてる状態にする方が安心する」ということで手術を選択しました。

🔹 帝王切開経験者でも手術は怖い

手術が怖い。帝王切開で硬膜外麻酔を知っているので、先生にお願いして、全身麻酔を希望。けど、全身麻酔も怖い(ビビりな私)。麻酔科の医師に直接お話ができたので、以下のことをお願いしました。

  • 麻酔は全身麻酔希望
  • 術後の吐き気がひどいと聞いて怖いので、それも抑えてほしい。

その後、パンイチで術着を着て、手術台へ向かいながら、「もう生きて帰ってこれないかもな…」と目を閉じたときの恐怖は、帝王切開の時とはまた違うものでした。次に声をかけられて目を開けると、すでに病室に。「生きてた…!」と安堵の息を漏らしたのを覚えています。麻酔科の先生のお願いがよかったのか、痛みも、吐き気も耐えられるもので術後は辛くなかったです。本当に感謝。

【費用と期間】5日間で退院できたワケ

本来は1週間ほどの入院予定(ググると1〜2週間が多い)でしたが、経過が良かったことと、家に残してきた子どもと旦那の生活が心配すぎて(正直、旦那だけでは不安すぎて…)、先生に早めの退院を申し出ました。(実家は遠いため頼れませんでした。)

  • 入院期間: 5日間(手術翌々々日に退院)
  • 手術費用: 高額療養費制度を利用したため、自己負担は数万円程度(入院期間や治療内容によります)
  • 入院中のミッション: 松葉杖の使い方練習、歩行用装具のサイジング(これがまた高額!)など、意外と忙しかったです。

入院と手術にかかった費用を、詳細に公開します。今回の経験で、保険に入っていて本当によかったと心から思いました。

費用項目金額(概算)備考
初診・最初の固定約5,000円最初の整形外科での診察と固定費用
手術・入院費約200,000円4日間の入院と全身麻酔による手術費用
装具(サポーター)約80,000円リハビリで使用する歩行用装具の購入費用(これは健康保険に申請すれば何割か戻ってきた)
外来診察約5,000円 × 10回退院後の定期的な診察費用
リハビリ約2,000円 × 30回完治までの長期的なリハビリ費用
費用合計(概算)約400,000円

最終的に、加入していた医療保険から約30万円が給付金として戻ってきたため、実質的な自己負担を大幅に抑えることができました。
もし保険に入っていなかったら、約40万円の出費が急に発生することになります。アキレス腱断裂というアクシデントを通して、「もしも」の備えがいかに大切かを痛感しました。

松葉杖生活&リハビリ生活の「リアルな地獄」と便利グッズ

無事退院できたものの、ここからが大変でした。
松葉杖は両手が塞がるため、「松葉杖ってものが持てないんだ!」という事実に直面します。

  • スマホ: ポケットに入れるか、首からぶら下げないと移動中に見られない。
  • 移動: 必要なものは咥えたり、ポッケに入れられるだけ入れたり、家族に運んでもらうしかない。
  • シャワー: 片足立ちで入る恐怖!防水カバーが必須でした。

この大変さは、家族のサポートなしには乗り越えられませんでした。感謝しかありません。

🛍️ 退院後「本当に買ってよかった&買おうか悩んだ」神グッズ

地味ですが、本当に助けられたグッズを紹介します。

【絶対買って欲しい!FOAM RCVRY:これは本当に勝って欲しい!アキレス腱に当たってるか当たってないかわからないソフトな感じの踵部分。私はケロイド体質だったせいか、手術あとがもっこりしてて普通の今まで履いてた靴だと擦れて痛い感じがしていました。必死で探してこれだ!ってのがこれでした!リハビリの先生にもいいね!これ!って言われました!旦那に内緒で3足買いました(小声w)
【検索ワード】ニューバランス リカバリー フレッシュフォーム Fresh Foam RCVRY
ってやつです!検索して買ってみてください!


【ハイハイの救世主】膝プロテクタ:基本的には家ではハイハイ。膝の骨が痛すぎてすぐこれ買いました!値段もそこまで高くないし、マジックテープなので、楽ちん取り外し!
【検索ワード】膝プロテクタ


【抜群の安心感】ザムスト アキレス腱サポーター:これは多くのアキレス腱断裂された方が紹介してますよね!これよかったです!しっかりとしているので安心感が半端ない!寝る時とかグニャッてならんかなーの不安から解放されたし、リハビリ終わりぐらいまで家で使っていたので買ってよかったです。私が使用していた時期的に冬だったってのもよかったかもしれません。夏だと蒸れたりするのかも…
ちなみに、足のサイズ25.5の女子ですが、Lサイズ購入しました。
【検索ワード】ザムスト アキレス腱サポーター


【買っときゃよかった!防水カバー:これはマジで買っておけばよかった!最初そんなに使わないでしょって思ってゴミ袋巻き巻き、ガムテープ巻き巻きでお風呂入ってましたが、めんどくさい&コスパ悪い&地味に水入ってくるぅ〜〜。おとなしく便利グッズは買うべきです。
【検索ワード】お風呂 防水カバー 足


半年間のリハビリと、今も残る違和感

松葉杖が安心で、装具+両方松葉杖でリハビリに通っていたら、「装具と方松葉杖で頑張って歩きましょう(ニッコリ)」と言われ頑張ってリハビリ。いやーー。なんですか、ものすごい重い?歩けない。動けない?ジレンマ?気持ちで引き上げるそんな感覚がずっと抜けないような気持ちでリハビリに通ってました。
リハビリ自体は、マッサージしてくれたり、電気してくれたり、症状を聞いてくれたり、アキレス腱の伸び具合のチェック、装具の段差調整などいろいろしてくださいました。術後にいきなりアキレス腱が伸びすぎるのもよくないらしくちょっとずつちょっとずつ伸ばしていくというのが理想のようで、丁寧に見てくださいました。
リハビリ担当してくれた〇〇さん、本当に感謝です!
装具をつけた最初は慣れても片足歩行のようにモタモタしてたし、トイレ行くのゆーっくりだったけど、いつの間にか慣れていくし早くなりました。人間ってしゅごい!
でもまだまだ完治までは長く、リハビリは常に厳しい時もありました。
ちなみにリハビリ卒業課題(?)はアキレス腱切れた側で踵あげ20回でした(上がらんのよこれがw)

「本当にまた歩けるようになるのだろうか?」

これが、リハビリ生活を送る中で、何度も私の心を襲った不安です。歩く練習が辛くて心が折れそうになり、「このまま一生、片足に頼って生活するのかも」という絶望感に涙が出た日もありました。

しかし、結論から言います。
【今、不安を感じているあなたへ。大丈夫です!】

私は半年という期間で、日常生活に支障がないレベルまで完全に歩けるようになりました。リハビリは長く苦しい道のりですが、必ず終わりが来ます。
私をビシバシ指導してくれた理学療法士の先生を信じ、諦めずにリハビリを続けた結果、今、当たり前の日常を取り戻せています。たまに違和感は残るものの、日常生活で全く不便を感じることはありません。

教訓:健康は突然失われる。だからこそ「備え」が必要

今回の経験を通して、「健康はいつまで続くか分からない」という結論に至りました。
まさか自分がアキレス腱を切るなんて!それも散歩のつまづいただけで(涙)
家族がかなりサポートしてくれたおかげでなんとか乗り越えることができました!
また、松葉杖で買い物に行ったり散歩してたりすると地域の温かい方達から「何かお手伝いしましょうか?」や「大丈夫ですか?」「なんや、骨折したんか???」みたいな声をかけてくださることも多く、
日本ってあったかい国や〜〜〜ん!って改めて思った所存でございますますますます。

アキレス腱断裂。この経験を通して、私は以下の2つのことを心に強く刻みました。

🔹 教訓1:健康な「今」が最大の資産である

健康な時にこそ、無理のないメンテナンスが必要です。
目が疲れたら休む、健康診断をサボらない。
自分の身体をいたわる時間を持つことが、結局は一番の節約になります。

🔹 教訓2:資産形成は「心の余裕」を生む

急な怪我や病気で高額な医療費が必要になったとき、経済的な備えがあれば、精神的な負担を大きく軽減できます。万が一に備える保険の見直しと、ムリせず続けられる資産形成は、40代主婦にとって必須の「心の安定剤」です。
アキレス腱断裂は、人生を立ち止まらせる大怪我でしたが、私は乗り越えて、また歩いています。

今、リハビリで何度も心が折れそうになっているあなたへ。

歩けるようにならないという不安はすごくよく分かります。
しかし、私のように半年で完治し、日常生活を取り戻した人間がここにいます。
今も日々過ごして違和感もかなり減ってきています。
あなたは大丈夫です。
先生を信じ、無理のない範囲で一歩ずつ進んでいきましょう。

この経験が、あなたの健康と家計を見直すきっかけになれば嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
皆さんの病気や怪我の経験談、お話ししてもいいよって方がいましたら、ぜひコメントに記載していただきたいです。きっと誰かの励みになることもあると思います。


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